個人的偏愛映画。
街中でキョロキョロする主人公の視線の対象が目移りするように切り替わっていき、またときには何度も同じ人物を見たりするのが、ユスターシュ『ぼくの小さな恋人たち』を思い出させる。
路面電…
このレビューはネタバレを含みます
フレーズをつけるとすると「それは“恋”だった」という感じか。
以前から知人に勧められており、やっと鑑賞。DVDを購入。
これは斬新な傑作だと思う。余計なデティールを削いだ恋愛映画の革命とも言える…
3回目
スケッチブックが風に吹かれ、その数ページが瞬時に画面左に開かれていく。そこでカットが割られ、同じように髪を左側に靡かせる女性の後ろ姿へと移る。紙と髪、そして紙上のスケッチは、イメージのリテラ…
これは、なんだ?おもしろかった
セリフが、20分くらいなく。カフェや街の女性たちを観察しているだけのような展開。ヒロインがこっちをむくようで見てるわたしがどきどきしたりして。街の喧騒ががざわざわと聞…
シルビア、男はシルビーと呼ぶ。6年前。教会裏のバー、「飛行機乗りたち」”Les Aviateurs”で、忘れられない女に出逢った。これが劇中で最も具体的な事柄。男は女を明るい陽光のなか、眼差しで、あ…
>>続きを読む主人公の視線、盗み見る女たちの視線、シルビアの視線。見ること、見ようとすること、見たいと思うこと、見てしまうこと。シルビアの残滓、デッサンノートが風でめくれる。
市電の通過音、カフェの喧騒、ヴァイ…
これ大好きなやつでした~メチャクチャ癒やされた~
6年前に出会ったシルビアという女性にもう一度会いたいイケメン青年
シルビアに以前会った付近のカフェで彼女を探しただ周りの女性たちを眺めている
…
シルビアを探す主人公の視線はつねに街にいる人を捉え続けるがゆえに視線は像の反射や手前に人をなめることでスケッチと同じく拡散する。飲み物の異常な色とコップからこぼれ出す不安感。ラストの髪のなびきとシル…
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