もぉ〰︎大好きです!! この作品…ずっ〰︎と観ていたい…。
ある青年がただ"見つめ"…そして追いかけて歩くだけ…。
舞台はフランスの古都ストラスブール…。
カフェでは会話を楽しむ老若男女、愛し合うカップルの姿…。
その中でひとりの青年(グザヴィエ・ラフィット)がシルビアという女性を探しています…。
カフェにいる様々な女性の表情を見つめノートにスケッチ…。そして書いた文章は…
« Dans la ville de Sylvia. »
シルビアのいる街で
カフェのガラス越しにひとりの女性(ピラール・ロペス・デ・アジャラ)を見つけ微笑む青年…そして彼女の跡を追って歩き始めます…。
ストーカー的行為でもあるのですが…とんでもない美女とイケメン!! 不快感は全く無く、むしろロマンチック…。
青年の美しい青い眼を通して"見つめる"という行為を疑似体験…ちょっと背徳感を味わいます。
台詞も殆ど無く…ストーリーも無く…映像による工夫を魅せつけます…。
ひとつのシークエンスにひたすら時間をかけ、被写体が画面から消えても映像はそのまま…余韻を残します。
また一瞬一瞬がハッとするくらい構図がはまりまくり…カフェのガラス、トラムの車窓、街中のショーウィンドウに映る、内と外が2重に合わさった景色の美しさ…写真集を買おうか思案中…。
街のざわめきや人々の会話、足音が美しい音楽のよう…リアルな日常風景を映しているようで、どこか浮遊感のある白日夢を観ているようでもあります…。
映し出される人々の背景に想像が膨らみます。
この監督さん、もっと観たいのですが…ෆ*