たりほssk

シルビアのいる街でのたりほsskのネタバレレビュー・内容・結末

シルビアのいる街で(2007年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

誰かを探している時、確かにこんな風に景色が見えて、こんな風に音が聞こえる。シルヴィアを探すその視線は周囲の人々を次々と貫き、移ろって行く。シルヴィアその人だと思ったとたん、彼女の足音しか聞こえなくなる。ストラスブールの風景が彼の心象風景となり、彼女を思う気持ちが、視覚に聴覚に訴えてくる。人違いだと分かってからは、目の前をトラムが通り過ぎていく、何台も何台もむなしく…それでもシルヴィアの面影を探さずにはいられない。
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