(シルビアかな…? でも違うと恥ずかしいし…)
↓
「シルビアですか?」
「違います」
↓
「なんだ…俺、最低だ…」
な話。
10分くらいに収められたんじゃないかな?
収めたところで何にもならない…
誰かを探している時、確かにこんな風に景色が見えて、こんな風に音が聞こえる。シルヴィアを探すその視線は周囲の人々を次々と貫き、移ろって行く。シルヴィアその人だと思ったとたん、彼女の足音しか聞こえなくな…
>>続きを読む美青年の素描家が、古都ストラスブールで、6年前に会った女性シルビアを探す話。カフェで女の人たちをスケッチし、美人を街中追いかけ回す。不思議なことに、足音と雑踏の騒音だけは鮮明に聴こえ、それがだんだん…
>>続きを読む魔術的映像美に終始引き込まれる
ロメール的なストーリーを会話や語りでなく映像の力で先鋭化させているところが新しい
見ることに集中を強いるカメラワーク
視線、ガラスの映りの美しさ、女たち、風に揺れる髪…
ほぼ完璧。
空間の作り方と時間の捉え方がたまんないです。極端な長回し、主人公がフレームアウトしても続く日常、その心地よさが悉く伏線になってるから面白い。窓硝子に映る人々、ターゲットの手前に人を配置す…
蛇のように街を這う路面電車。雲の動きに色調を変える建物。風に髪が泳ぎ、ノートは定まらない。
ただ坂道に空き瓶を転がして聴かせる、センス爆発である。
と言うか街が鳴っている。環境音楽?四方八方から音が…