検非違使

タブウの検非違使のレビュー・感想・評価

タブウ(1931年製作の映画)
4.0
「死ぬまでに観たい映画1001本」884+212本目
アカデミー賞、撮影賞受賞。
映画のはじめの頃の画像を部分だけで充分価値がある。その後のストーリーは、月並みに思える。

Wikipedia より引用
『タブウ』(原題:Tabu: A Story of the South Seas)は、1931年製作のアメリカ合衆国映画。
F・W・ムルナウ監督が『モアナ』のロバート・フラハティと共同執筆した異色のドキュメント仕立ての南国映画である。南太平洋ポリネシアがロケ地となり、出演者は中国人系と現地のポリネシア人のしかも全員素人という異色の映画である。

記録映画の巨人フラハティの協力を得て、ドイツ表現主義を代表するムルナウが、ハリウッドに渡った後、自らの作家精神を確認するかのように虚心で作り上げた、南海を舞台にした美しい映像詩。完成後すぐ、ムルナウは自動車事故で急逝、これが遺作となった。職業俳優を排し、現地のポリネシア住民を使い、セミ・ドキュメンタリー・タッチで、厳しい戒律の中に暮らす人々の素朴さを謳いあげる。島一番の美しい娘に恋をした青年。しかし、その仲は部族の最長老の僧侶が、彼女を神に選ばれし禁忌の乙女と指名したことで裂かれてしまう。諦めきれぬ青年は彼女を連れ駆け落ち、遠く離れた港町で真珠採りで生計を立てるが、そこへも追及の手は延び、彼女は再び連れ去られる。青年は泳ぎに泳ぎ(実にダイナミックで秀麗な描写)、遂に彼女を乗せた船にたどり着くのだが......。あざとさは感じさせないのに、いわゆる"モンド映画"の原点とも呼ばれる、フィクションの新しい可能性を示唆した名篇。
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