ロロノアゾロ

名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)のロロノアゾロのレビュー・感想・評価

3.0
★★★【普通】

『名探偵コナン 水平線上の陰謀』は、2005年4月9日に公開された劇場版『名探偵コナン』シリーズの第9作目にあたる劇場版アニメである。上映時間は107分。キャッチコピーは「忘れはしねぇよ、オマエのことだけは…」「オマエを、絶対に守る」。タイトルの「ストラテジー(Strategy)」は、通常は「戦略」の意である。

前作の『銀翼の奇術師』に続いて山本監督がメガホンを握ります。タイタニックを彷彿とさせる豪華客船上でのストーリー。氷山など描写もタイタニックを混ぜてくるので序盤から船は沈むのだろうという伏線が張り巡らされていますね。舞台が限られるだけに演出は地味になりがちで、派手なアクションなどは少なめですね。コナンが推理を間違えて小五郎が正解を導き出すというサプライズ展開も用意されています。ミステリーはどこかの探偵小説で見るようなありきたりなものですが、軽く見れるポップさと気取らない脚本が懐かしいコナンっぽさがあっていいですね。最近はハードルが上がりすぎているので。貝殻の金メダルが子供一人の重力に耐えうるのは少し疑問視ですが、そんなことは製作陣も分かっていることでしょう。