「そこで今日は皆さんにちょっと殺し合いをしてもらいます。最後の一人になるまでです。」
社会問題を巻き起こした問題作。ビートたけしが適役すぎて良かったな〜!中学生の殺し合い、こういうデスゲーム作品好きですよ。
大不況により失業者で溢れかえり、不登校生徒が増え少年犯罪が多発していた。それに伴い新世紀教育改革法であるBR法が公布される。それは、ランダムに選ばれた中学3年生の1クラスが最後の1人になるまで生徒全員に殺し合いをさせるというものだった…。
ただ、正直ツッコミどころが多かったな〜。生徒一人一人がそれぞれの人生を生きているという実感がわかなかった。それは多分、各キャラの背景があまり描かれていないからだろう。テンポ良く死んでいくのはいいが、その分濃くなくなってるなーと思った。
離島での殺し合いですが、結局なんで自衛隊はあのまま帰還したのか?死体の処理とかはどうしたの?川田とかは移送しなかったの?確認不足すぎる。何よりも、三村たちは首輪に盗聴器がついてるから喋らずに文字起こしで会話してたのに、いつの間にか普通に会話しちゃってるし殺し合いで七原たちを助けた川田も謎すぎる。なんか色々勿体ない部分と説明不足な部分が多い。全員の演技もクサすぎるし。。
おそらく渾身であろう、セリフのテロップ演出もダサいっす!
「お前ら大人舐めてんだろ?」
とにかく刺さるセリフが多かった。容赦ないのもとても良い。
が、もっと白熱した戦いとか裏切り合いとかエグいのを観たかったな〜。終わり方もスッキリしない。一文無しで生きていけるの?って疑問が残る。。
でも、絶大な影響を及ぼした作品なので、物凄くリスペクトしてますし、先駆けとしても素晴らしいと思ってマス!