アダモ

バトル・ロワイアルのアダモのレビュー・感想・評価

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)
3.8
中学生時代の思い出を他人にきくと、その人の人となりがわかるってね。

めちゃくちゃ楽しかった!
あの頃のアイツら元気してるかな?
クラスのマドンナ、○○ちゃんがさ、先月離婚したんだって?
ホニャララホニャララ…。

個人的私見だがあの年頃を謳歌しまくった人間はだいたい人生踏み外していく…。

あの年頃は綺麗事抜きでいえば生存競争の前段階。
これからの人生をサヴァイブするために己自身を破壊、再生していく時代。

楽しいわけないだろ?

細胞から壊され再生し滅して積み上げていく。
思春期に少年から大人に変わる。
子供からオスとメスへと進化していく。
身体は目まぐるしく変化し、瞬きするまもないほどの変貌を遂げる!
男子は屈強に女子はふっくらしてくるんだぜ?

それにくわえ、学校での成績、清潔感、クラスでのイニシアティブ、背の順、顔面偏差値など。
闘争の火種はどこにだって転がってる。

しばじゅんのレディオだけが心の支えってか?
ボコリボコられいじけてられない、この辛さ。
いっそ、殺し合いでカタつければよくね?

本作は短絡的な中学生の妄想だ。
こんなこと、する度胸のあるやつはイノイチで人生サヴァイブから振り落とされる。

人生はそんなイージーじゃない。

だからこそ本作での虚構は輝き続ける。

中学生のころ、一番欲しかったものは
「ロボコップ仕様の連射マグナム(ガスガン)」でした(アホすぎ笑)。
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