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バトル・ロワイアルのmgmnのレビュー・感想・評価

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)
2.2
初めて観たのは中学だったか高校だったかの頃。
当時はまだ人が銃で撃たれたり、ナイフで刺されたりする描写なんてもちろん慣れていなくて、ましてや首輪が爆発して死ぬとか頭に斧が刺さって死ぬとか、そんなの怖くて怖くて仕方なかった。
原作の分厚い小説も読んでいたけど、グロさが文字になったときの破壊力は凄まじく、想像力豊かだった10代の自分は途中で読むのを断念したのが懐かしい。


血飛沫を背景に流れるクラシックやオペラ、今ではよくある演出だけど元はバトロワのイメージが強い。

生徒達が名簿順に一人ずつ名前を呼ばれて武器を受け取り教室を出ていくシーン。
必然的に全員にスポットライトが当たるようにしているように見えて、監督と演者の気概みたいなものを感じた。

久しぶりに観た今でも、正直あまり学ぶものはない内容の映画だと思ってしまうけど、作り手の情熱をすごく感じる映画だった。
柴咲コウ、ヒリヒリするくらいかっこよかったな。
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