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バトル・ロワイアルのJAMのレビュー・感想・評価

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)
3.8
友達殺しちゃった

これくらい内容にパワー(?)のある映画を見ていると、やはり邦画も侮れないよなぁと思ったり。当時の子供達を震え上がらせたであろうBR法、疑心暗鬼の中壊れていく人間性、未成年が法律の下殺しあうという設定は当時でも話題になったそうですけれど、今じゃとてもじゃないですが公開出来ないですよねぇ。世知辛い世の中だ。
それでは本題に。
キャスト欄を見ていただけると分かるかもしれませんがびっくりする程に豪華です。当時は若かったからというのもあるのでしょうが、ビートたけし、栗山千明、藤原竜也、柴咲コウ、この辺りの面々だけでも演技の随所随所に力を感じさせます。何度も言ってる気がしますけど、やっぱり役者って凄いですよね。
二時間の尺の中で、様々な個性を持つ生徒たちが様々な末路を遂げていくわけですが、生徒たちもただ死んでいくわけでもなく、しっかりと自分を見せる場がある。たった数分のシーンの中でも感じられる登場人物達の葛藤や決意。バトルロワイアルがあくまでも見せるべき主体である、それをしっかりと製作側が分かっているからこその演出。人間ドラマはあくまでもスパイスのような物で、しっかりとロワイアルロワイアルしてるわけです。退屈なんてしてる余裕がない程。導入の掴みもバッチリでしたしね、ビートたけしさん登場.解説シーン、もうこの時点で興奮が沸き上がる。凄い映画ですよ本当.......。
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