カッチェ

バトル・ロワイアルのカッチェのレビュー・感想・評価

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)
3.6
感想①「今だと映画化は不可能な気がする」
中学生が国家ゲームで殺し合う映画、R指定で主人公たちと同じ中学生が映画館で観ることが出来ない映画、国会で話題が出る程の社会現象を巻き起こした映画、今だと考えられない。こんなバイオレンス映画が大ヒットしたのが凄い。

感想②「ハンガーゲームよりもキツイ」
この映画見た人ならハンガーゲームの題材が似てると必ず思うはずです。ただこちらの方がキツイ。なぜならクラスメートだからです。修学旅行でさっきまで一緒に笑っていたのに、拉致られて3日以内に1人になるまで殺し合え…ハンガーゲームが人を殺せるか人に殺されるかどうかの苦悩だとすると、こちらは友達を殺せるか友達に殺されるかの苦悩を描いてます。

感想③「大げさな台詞と演技を楽しむ」
まぁこういう映画はリアルじゃないとか、台詞や演技が大げさだとかそんなことはどうでも良いんですよ。どうだエグイだろ!過激だろ!子供がこんなことやっちゃうんだぞ!を楽しむ映画だと思います(笑)

感想④「柴咲コウ、栗山千明、北野武が圧倒的存在感」
もちろん主役の藤原竜也をはじめ、今では人気スターとなられた方がたくさん出演しています。でもバトロワと言えばこの三人。柴咲コウはこの映画で一気に注目されましたよね。女子十一番・相馬光子、その美貌で体を武器にしてクラスメートを殺しまくる姿はまさに狂気でした。そして女子十三番・千草貴子を演じた栗山千明も輝いてました。殺し合いが始まってもいつもの通り黄色のランニングウェアに着替え、颯爽と森を駆け抜けるその美しさ。柴咲コウの目力も迫力ありましたが、それ以上に栗山千明の目力に同性ながら惚れました(笑)最後に北野武。語る必要はないかもしれません。この映画は、北野武がいなければ駄作になっていたと思います。北野武あってこその1作目。
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