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メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬のXXXXXのレビュー・感想・評価

3.9
トミー・リー・ジョーンズ監督主演による異色ウェスタン!カンヌで最優秀助演男優賞、脚本賞を獲得してます🎬

メルキアデス・エストラーダと言う、メキシコ人が殺されてしまい、3回埋葬させると言う物語(ざっくりとした説明😊

トミー・リー・ジョーンズは、すっかり缶コーヒーの人のイメージしかないけど、今作はなかなか鬼渋い作品!☕️
ミニシアターブーム終焉の頃の作品ですね。
シネマライズでやってたはず。

元々は、バリー・ペッパーが、誤ってメキシコ人を射殺した事から、めんどくさい事件になってしまいます。バリー・ペッパー扮するマイクは、死体を埋めるんだけど、ジャッカルに掘り返されてしまい、事件となります🚓

遺体の身元が分かり、また埋葬されるんだけど、メルキアデスには親友のピート(トミー・リー)がいて、故郷のヒメネスに埋めてくれと遺言を残しており、ピートがマイクを連れて、ヒメネスに遺体を埋葬する旅に出るって言う感じ。

マイクは粗暴な男で、いきなり妻と朝からバックでセクロスキメたり、仕事中ないつもエロ本読んでたりとパンチが効いてる男。
妻も町の男とは大体身体を交えている😅

メキシコの広大な自然、枯れ尽くした砂漠がとても印象に残る。この土地にはサボテンと猛獣しかいない。
トミー・リー・ジョーンズ含め、皆んな砂漠のように心が枯れている。人生なんかクソだ、何のために生きてるのか。

絶望しか無い世界の中で、やるべき事は一つ。世界にはもはや絶望しか無い事を受け止めて、生き抜く事。
どんなにクソみたいな世界でも、また陽は登る。

ぶっちゃけ、そこまでハマった作品でもない。公開されたばかりの頃、レンタルで見た時は退屈だし、何のことやら分からなかった。淡々としてるが故に結構睡魔に襲われるけど、メキシコの荒野の風景が雰囲気満点だし、物騒な物語なのに、20年ぶりに再鑑賞して今更ながら心に残りました🥺
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