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オズの魔法使のnitaのレビュー・感想・評価

オズの魔法使(1939年製作の映画)
3.8
始めから終わりまで、かなしい予感が漂うのは、ドロシーが美しすぎるからか、トトがあまりにも賢すぎるからか。たぶんこの冒険が魔法の国オズではなく、小さな少女の心の中を旅しているからなのかと思う。
そして探しているものは近くにあるという真理を、少女が手に入れた瞬間、バラバラと崩れて少女はもうお婆さんになってしまうような感じがするんです。そしてまたモノクロームの世界に閉じ込められていく。どうしても、明るく楽しくは観れないひねくれものの私ですが、この映画大好きです。
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