★1988年に続き、2回目の鑑賞★
正直、歳をとればとるほど感情が動かされづらくなる内容だと思うのだが、ストレートな表現は子供心に響くのだろうし、一曲だけずば抜けて心に残る名曲「虹に彼方に」とともに、永遠の愛すべき名作。
35年ぶりの鑑賞ということもあり、登場人物の面影以外、ほとんど記憶に残っていなかったが、今の時代なら間違いなくアニメーションにするであろう内容を、当時の最新の技術で製作されていてとても80年以上前の作品とは思えない高品質に仕上がっている。
1939年製作なのだが、映像も音声も極めて鮮明で、同じ監督で、1939年製作の「風と共に去りぬ」を観て「こんな映画を作れる国に戦争で勝てるわけがない」と日本の軍部が言ったという話があるのも納得のスケール感が本作にもある。