今日も喉が痛い

オズの魔法使の今日も喉が痛いのレビュー・感想・評価

オズの魔法使(1939年製作の映画)
4.2
ちゃんと観てないのになんか観てる気になってしまってる作品ってのが誰しもあると思うんだが、僕は『オズの魔法使い』がそれだ。ちなみに『スターウォーズ』もそれだったりする。なので今回は歴史上最も影響力のある映画といっても差し支えないだろう『オズの魔法使い』をちゃんと観たのです。
『スターウォーズ』はちゃんと全部観てないけどこれも『オズの魔法使い』にモロ影響受けてるな思ったし、日本を代表する駿なんかもそうだろうし、影響受けた作品がその辺にゴロゴロあるんだなと改めて思った。この映画に影響された類いの話は映画評論家の本を読めばいっぱい出てくるだろうから、ここでは誰も指摘していないであろう大発見を大発表しようと思う。

関西ではお馴染みの吉本新喜劇の島木譲二っていたでしょ。もう亡くなっちゃったけどさ。パチパチパンチの。ポコポコヘッドの。「どや!どーや!」と客に拍手を強要する。水晶玉を頭で受けて血だらけになったでお馴染みの島木譲二。ひと通り芸が終わったらやる事もうないし女の人に頭パチンと叩かれるんですよ。「酷い!酷いわ!」と倒れ込んで捨て台詞を吐きながら舞台から捌ける「しまったしまった」「島倉千代子」「言うなー!」「困った困った」「こまどり姉妹」「言うなー!」「愛知県、名古屋」「終わり(尾張)」「言うなー!」と無駄に島木譲二のギャグを羅列しましたが!これが『オズの魔法使い』となんの関係があるのか!
皆様ライオンとの出会いを思い出して下さい。これまんま同じなんですよコレ。ドロシーに頭パコーンていかれたでしょ。威勢だけは良いけど凄く打たれ弱い。あ、これ島木譲二だって思ったんですよ僕。『オズの魔法使い』はこんな所にまで影響を与えていたのか…!という大発見に気づいたん俺だけちゃうかな。知らんけどぉ!
吉本新喜劇はすっかり見なくなりましたけど、今年一回だけ目に入ったのでちょっと見たんですよ。五十嵐さんという女性が太ってるので「アザラシさん」と呼ばれるという身体的特徴をイジるやり取りがあって、本人は芸人だし気にしてないんでしょうし、僕も人の外見をイジる芸で笑って来た方の人間でしたけど、まぁまぁキツいなぁ…と思ってる自分がいましたね。こういうのまだやってんだなってね。ほとんど吉本新喜劇の話をしてしまいましたね。

さて『オズの魔法使い』の感想!
ドロシーの目がこんなに輝いてるのは覚醒剤でバッキバキになってるからなのかと思うとなかなか悲しかったりするんですが、モノクロからカラーになる瞬間の多幸感はなんともいえない。