なおっぴ

オズの魔法使のなおっぴのレビュー・感想・評価

オズの魔法使(1939年製作の映画)
3.9
「Somewhere over the rainbow...」と歌うモノクロなカンザスのシーンから
文字通りカラーな魔法の世界に切り替わる
演出がとってもお洒落で素敵。

これ、85年も前の映画なの?!🎬
当時としては革新的でその後の色んな映画に影響を与えているんだろうな。

小学生の頃読んだ原作の小説
ほとんど内容は忘れてたけど、これを観てたら少しずつ思い出してきた。
心を欲しがるブリキの木こりさんのことが
当時すごく心に響いたなぁ。
きっと優しい心の持ち主に憧れてたんだね。

知恵、心、勇気、故郷
それぞれ欲しいと願うものは、冒険を通して自分の力で手に入れてこそ価値がある。
物語はそう教えてくれる。
実際、みんな誰しもが本来、生まれながらに持っているこれらは、
様々な経験を経て少しずつ育ち、
確実に自分の一部になっていくものだ。
それらをどう育て、
どんな人間になるかは自分次第。

「There's no place like home.」
帰還したカンザスは、相変わらずモノクロ。
だけど、ドロシーの目には色鮮やかに輝いて見えていたのではないかな🌈
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