たくや

オズの魔法使のたくやのレビュー・感想・評価

オズの魔法使(1939年製作の映画)
3.5
スピルバーグ監督が“コロナで自宅待機の今こそこの作品を観て欲しい”というネットニュースの影響を受けて、鑑賞しました!

この作品、
『やっぱり、うち(自分の家)が一番良いよね!』というテーマ。


『ジュディ 虹の彼方へ』を観た後だと...この頃から薬漬けなんだよな...と分かっているから、ドロシーの演技に違う面が見え隠れしてた。

こういったハリウッドの闇を抱えながらも、この作品の出来事態は凄いと思う。
1939年製作の古さをそこまで感じさせない。ありとあらゆる撮影方法でファンタジー世界をしっかり表現している。まさに夢がある世界観。
※しかしまあ、お供三人衆(カカシ、ブリキ、ライオン)のデザインが怖すぎ。ここだけはホラー。笑

序盤の“虹の彼方へ”を歌うシーンは圧巻。歌唱力もしかり、まだ若いのに、ジュディ・ガーランドの女性としての魅力も出ていた。


あと、やはりこの作品は闇が深すぎる。逆にここも魅力だったりする。
・雪のシーンで雪がアスベスト質。
・無理した体塗りメイクで病気になった役者。
・炎のシーンで本当に事故。スタントが大火傷。
などなど。

ファンタジー要素と裏にある闇。
この両面を楽しめる作品。


ぜひ今こそご覧くださーい!
たくや

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