南北戦争時代のアメリカを舞台に、戦争により離れ離れになった愛し合う二人の男女が再び出会うまでの話。
ストーリーはある意味ベタだ。
ただそのベタなストーリーですら僕には荷が重い。
何を信じ、何を守るのか。はたまた誰のために生き、誰のために死ぬのか。
そういった価値観の対立というものを、本当の意味で僕は知らない、戦争やそれに類する深刻な対立を経験していない僕は知る術がない。
ひょっとしたらこの映画は的はずれかも知れない
ひょっとしたらこの映画は真に迫ってるかも知れない。
かも知れない、としか言えない
史実を元に映画を作るとはそう言うことなのだろう。
だってそれはどうやっても僕たちは現実を意識するという縛りから抜け出せないから。
だからどうしてもふわふわとしてしまう。
共鳴が出来ないから。
閑話休題
ジュード・ロウが渋くてカッコいいんだけど、元同居人♂に似ている気がしてどうしても素直に誉められない点を除けば、とてもいい配役だったと思う。
僕は俳優に興味はない、俳優は置換可能であるから。
ただしこの映画は俳優の配役がとても良かったと思う。
特に生活力皆無のお嬢様が絶望から立ち上がり生きていく術を身に付けていく過程は幅広い顔を求められると思うけど見事にそれに答えていたように思う。
また場面の展開は味がある。
ぐっとくる、ハットなりウルっとなる、それらは時間軸のイタズラにより「気付かされる」。
ストーリーは可もなく不可もなく
俳優は優があり
場面構成は秀逸
そんな映画でした。
…我ながら理解し難い感想だと思う笑
11th Jan 2016