15年くらい前に一度観て再鑑賞。
面白かった記憶はあるけれど、すっかりストーリーを忘れていたが、アメリカ近代史が気になって思い出してアカデミー賞もノミネートした大作をチョイス。
20年程前なので、ジュード・ロウもレネー・ゼルウィガーも若い。
ナタリー・ポートマンや今は亡きフィリップ・シーモア・ホフマンなど贅沢な使い方で、ドナルド・サザーランドも出ていたなぁ、と豪華なキャスト陣に圧倒させられる。
お嬢様役から一転、ボロを纏って野良仕事をしても爪に泥が入ってても、ナチュラルメークで美し過ぎるニコール・キッドマンがやや不自然な気もするが目の保養にはなる。
コールド・マウンテンでのどかな生活が戦争によって引き裂かれ、戦場を離れ理性をなくした無礼者達らもまた生きる為に倫理感なく悪事を働く姿もまた戦争の一部なのだ。
恋愛だけではない、家族愛、人種、戦争、歴史など色々なテーマが垣間見れた。
戦争が終わり、それぞれ助け合った仲間と増えた家族で食事をとるシーンで穏やかな日々を過ごせていることに安堵した。