オリザ

イベリア 魂のフラメンコのオリザのレビュー・感想・評価

イベリア 魂のフラメンコ(2005年製作の映画)
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ストーリー追わなくてよさそう、眺めるように観ていられそう、と見始めたらあまりに良くて3回くらい観てしまった


1.エボカシオン evocación
ピアノとピアニスト女性の横顔から始まるカメラひとつながり映像にしびれてしまった、、何だこれは、すごい
鏡やスクリーンを使って他の場面がオーバーラップしてくる人力コラージュ
さいごピアニストに戻ってきて鳥肌がたった


2.アラゴン
子どもグループも含めた群舞、からの男性ソロ
空中で両足を合わせる、民族舞踊的な動きも(ホタ?)
男性のカスタネットが途中から透明なものに!ガラス?プラ?初めて見た
黒い服の女性6人の舞踊団的なエレガントさ


3.椰子の木陰で
赤や黄色のビビットな背景
影絵のように踊る人たち


4.グラナダ
ピアノの静かな演奏
アントニオカナーレス



5.コルドバ
黒いヴェールのムスリム風女性が登場、印象的
青空にシルエットだったり、ピンぼけで写したり
途中から出てくる白い衣装はシスターで、キリスト教徒?
青い人たちも入ってくる(ユダヤの人たち?)
さいごみんな一列になる
夕陽のような照明があたると皆同じように見えて、もともと神や経典は一緒だった人たち。。の表現かな


6.カディス
若者たちと強い女
サックスの音色
大西洋の港町カディスの恋模様だろうか、、海と港と男と女

7.トリアーナ
広いスタジオにグランドピアノと男女パレハ
衣装は前衛的だけど動きはバレエの優雅さ


8.朱色の塔
背景スクリーンは月夜、薄暗い照明
この人マエストロなんだろうな…という人がギター弾いてる+あと黒髪メガネの知的な男性
ワンピースドレスにシージョを巻いた体格よい女性4人
マドリッドのソル近くに、Torres bermejasというタブラオあるね


9.アルメリア
8の終わりギターが小さくなっていくところと登場がオーバーラップ
キャミソールやTシャツにデニムの若者たち
かなり芝居をしている場面もありつつ、群舞の足打ち鳴らしはフラメンコ、ギャップがかっこいい
そして終わりがまた、女性の去り際に次の曲重なるカッコいい


10.セビリアの聖体祭
うってかわって楽隊が荘厳な演奏しながら行進
女性たちの伝統的なマンティラのお衣装、アバニコ、美しいレース
集団美
好き


11.ロンデーニャ
パリコレのようなピエールカルダンのような衣装
女性ソロとピアノ+弦楽器
静かな動きが優雅で美しい


12.エル アルバイシン
鏡前で支度を確認するところから
シンプルな黒いワンピースに髪の赤い花
舞台は、月夜とたき火、、流浪の民の野営イメージかな
きれいな赤いマントン!
火!火ィ気をつけて。。


13.ソルツィコ
ZORTZIKO
スペイン語(カスティジャーノ)には基本Kが出てこないというから、これはバスクとかのことばだろうか
笛と太鼓、フラットシューズが民族舞踊ぽい
飛ぶのつらそう


14.エル プエルト
ピアノと打楽器(カホン?)とパルマ
暗闇の空間にいる
熟練の音楽仲間感


15.グラナダ bis
カンテとギター
聞きいらせる歌詞と声
どうして比べようとするんだ水たまりと泉を
太陽に照らされると水たまりは干上がるが泉は変わらず湧き上がる


16.アストゥリアス
チェロ1本で演奏
白と黒の衣装
最高だった


17.エル アルバイシン bis
ビニール?と女性
苦しそう、危険はないの?!…と気が気でなくなってしまう


18.セビリア
みんなで踊ろうセビジャーナス💃🏻
子どもも年配の方たちもいる
友だち仲間どうし気楽な雰囲気で踊ってるように見えるけど、身体の使い方の芯とかなめらかさとか素敵
こんな風に踊ってみたい
4番で突然の雨が!


すばらしかった

作曲者、映画制作者、ダンサーと演奏者、すべての人にありがとう
オリザ

オリザ