Sho

侍のShoのレビュー・感想・評価

(1965年製作の映画)
4.0
先日のレッドサンからのサムライつながりでこちら。

岡本喜八×橋本忍×三船敏郎
つまらない作品になるわけがない強力トリオ。

冒頭からのっぴきならない雰囲気。
それもそのはず、時の大老井伊直弼暗殺のために、桜田門周辺に浪人たちが潜んでいるシーン。

結局その日、井伊直弼は登城せず計画は持ち越し。

計画が漏れてるんじゃないか?
内通者がいるんじゃないか?
誰だ誰だ?
からの、タイトルの出し方ヤバっっっΣ(゚д゚;)
めちゃくちゃカッコイイ(`✧∀✧´)♡

かの有名な桜田門外の変。
ご存知の通り井伊直弼は殺害されるわけですが、そこに至るまでの当日までの関係浪人たちの話。

というか、計画に参加するメチャ強い浪人、新納鶴千代(三船敏郎)の素性を紐解く話がほとんどです。

その中で悲劇が起こったり、さまざまなことが発覚していったりしつつ、いよいよ決行当日に…。

見どころはなんと言ってもクライマックスの桜田門での井伊直弼襲撃でしょう。

雪のふりしきる中の集団殺陣シーンの迫力たるや、息を飲むとはまさにこのシーン。

井伊直弼の、
「馬鹿め、、、これで日本から侍がなくなるぞぉぉぉ、、、」
※たしかこんなセリフ
は、耳に残ります。
狂気じみた終わり方も余韻を残します。

5度目の映画化らしい原作ありきの作品のようなのでフィクションなのだと思いますが、やたらと説得力があって新納鶴千代が実在して、実際に殊勲を挙げたのではないかと思わせるリアルさがありました。

ちなみに。
鶴千代の素性が少しずつ明らかになっていくくだりも十分楽しめたのですが、U-NEXTのあらすじにがっつりネタバレしてまして。

興味を持った方
観るつもりの方

U-NEXTのあらすじを読まずに本編を観てもらった方が楽しめます。
U-NEXT便利なのですが、この手のネタバレ、結構くらいます…( º言º)

やはり日本のラストサムライは世界の三船敏郎。
Sho

Sho