侍のMayumiMのレビュー・感想・評価

公開当時の三船敏郎の年齢が45歳だったんだから、撮影時もまァそれくらいの年齢だろうなァ……と、思わず考えてしまうような、ちょっと貫禄あり過ぎの新納鶴千代にちょっと微笑ましさを感じたり。
ともあれ、友情を犠牲にしてまで見事果たした野心の結果はこの時点では判らないものの、達成感に意気揚々とする背中が物悲しくて余韻を引きまくるコト請け合い。
そして何より、茶屋娘のほのかな恋心の切なさたるや……。

それにしても、血飛沫の派手さたるや（笑）。
黒澤監督の”椿三十郎”を見てやってみたかったって感じ？（笑）