このレビューはネタバレを含みます
エルヴィラの表情が本当に綺麗で、目の前の愛と先行きの不安と過去への懐古と、全てが混ざり合った心情が伝わってきて胸が苦しくなった。
結末は分かっているしハラハラするところも無かったけれど、長閑な映像と…
アマプラで鑑賞。
踊り子エルヴィラは、映画の終盤には食い詰めて、地面のキノコや枝になった木の実を貪る。零落の果てなのに、彼女はやつれもなく、輝くように若く美しい。
すべてのシーンが絵画的であり、…
1889年、スウェーデン伯爵スパーレ中尉と、綱渡り芸人ヘドヴィグイェンセンことエルヴィラマディガンは、デンマークの森で心中した
これは、その事件に基づく実話である
変革の日、パリのサーカステントが焼…
緑の中に佇む男女の姿。互いに見つめ合い、微笑み合い、仲睦まじく同じ時間を過ごす彼らの姿が微笑ましくもあり、同時に、いつか終わりを迎えるであろうそれが切なくもある。それを助長させるバイオリン🎻などの擦…
>>続きを読むてふてふ****
19世紀末、スウェーデン軍のスパーレ中尉(伯爵、妻子持ち)は、旅回りの綱渡りの女性エルヴィラ(英題でもある)と出会い、スウェーデン軍を脱走する。そんな二人の悲劇的なしかしどこか牧…
cottage coreの教本的映画。まだ10代の麗しい綱渡り少女を不倫沼に引き摺り込んだ男のクズさが露呈する毎、皮肉にもスウェーデンのきらめく自然の美しさがより一層浮き彫りに。緑の海をバックに木に…
>>続きを読む愛しあう二人がひたすら美しく、先の見えないその瞬間だけに生きて輝く。邦題どおりの恋愛映画、実話です。端から見れば悲恋になるのでしょうが、死の瞬間まで笑顔を見せた二人は幸せだったのだと、伯爵出身の中尉…
>>続きを読むハインリヒ・フォン・クライストの最期を思わせるような結末へ向かって、草木を取り込んだ、豊かで、しなやかな画面が続く。愛する人の肌に触れるときのためらいと快楽、太い太い樫木に結わえ付けられたロープを渡…
>>続きを読むAB Svensk Filmindustri