みかんぼうや

哀愁のみかんぼうやのレビュー・感想・評価

哀愁(1940年製作の映画)
3.8
第二次世界大戦開戦直後に偶然出会ったバレエダンサーのマイラと陸軍ロイの一夜の恋、そして戦争で引き裂かれロイを待つマイラ・・・という、超コテコテな設定で、前半は分かりやすいくらい想像通りに進んでいくので、いわゆる古典王道メロドラマとして観ていたが、後半の展開が自分の想像とは異なる思わぬ方向に。

この時代のメロドラマにこのラストは期待していなかったのでなかなかの驚き。前半はややダラダラ観ていましたが、後半がマイラの苦悩とともに「そっちの方向に進んでいくのか」と分かると、逆にその後の展開やラストが一気に気になり惹きつけられました。

ヒロインのマイラを演じたヴィヴィアン・リーが、なんとも美しく魅力的でした。
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