【かけ違い、すれ違いの果てに】
万延元年(1860)02.17〜03.03@桜田門
時代劇版ロミオとジュリエット的なタイミングの妙が面白い。
MVPは初代水戸黄門こと東野英治郎(木曽屋政五郎)かな…
まあ、読んでなくても薄々勘づいた気はするが、Filmarksのあらすじは読まないほうが吉。ストーリーはあるあるなんだろうけど、役者がこれだけハマって、撮影がこれだけキマっていれば、やっぱり文句なしに…
>>続きを読む【桜田門の功労者と犠牲者】
邦画の第一人者である岡本喜八監督が桜田門外の変を題材に侍の生き様を描いた1965年の傑作。
〈あらすじ〉
幕末。水戸藩士の星野監物を首領とする32人の浪人たちが集結し…
ユーモアのない「椿三十郎」という感じ。
ベースの話が史実に基づいてるので結果は分かってるしそれはあまり前面に出てなくて、主人公の生い立ちと人とナリが主軸になってる。
今となってはちょっと使い古され…
武勲を上げるために、実の父と知らず、その首を高々と上げる鶴千代の姿は武士というよりは狂人。
悪い仲間に唆され、友を殺めた時も、父を殺めた時も、目的は全て自分の出世のためだとは、何と悲壮かつ愚かなのだ…