ペコ

パピヨンのペコのレビュー・感想・評価

パピヨン(1973年製作の映画)
4.0
やっと見れた( ´ω`*)
脱獄映画ってやっぱり素敵♡
空間とアイテムに限りがあって、敵味方が曖昧で、ヒソヒソ内緒話して、ギミック作って穴掘って…本作品は穴掘りがなかった…悲しい。
いやしかし凄いリアリティ!この映画、どこまで演技か分からない。ワニはあれ本当に生きたまま捕まえてたの?
ゴキブリはいくら演技でも素手で捕まえるのは絶対イヤ。(虫を食べるシーンがなくて残念だったけど)
たまに流れる心象映像もゾクゾクする。まさかこんなシーンのある映画だとは…。意外と表現豊かでびっくり。
あと、脱獄の方法は単純だけど、逃げるシーンが長くて楽しかった。大脱走のマックイーンを思い出し、これこれっ!と歓喜。逃げるのが本当に似合う俳優さん。
ラストの2人も凄い意味深。2人の変わり様や演技には本当にリアリティがあるんだけど、島の風景があまりにのどかで、夢と現実の狭間のような不思議なシーンに思えた。そしてここが2人の世界の境界なんだなと。
ずっと同じ獄の中を映したショーシャンやアルカトラズなどとは違って、けっこう様々な場所を旅する本作品は、途中からあれ?これ旅ものになるのか?とも思った。(ダウンバイローのように)でも、そうはならず、ループして、再び決断するチャンスを見せたことに深い意味がある。
色々と同ジャンルの作品を見ちゃうとどうしても比較したくなるけど、つまるところ、どの脱獄映画もオンリーワンで最高です♡
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