『パピヨン』観了。スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンが名演技でした。
この映画は脱獄映画だが、同じマックイーン主演の脱獄映画『大脱走』とは違っていた。
『大脱走』は冒険活劇でアクションを魅せる映画だけど、この映画はアクションというよりも人間ドラマを魅せていた。
マックイーンはアクション俳優だと思っていたが、この映画を観てこういう芝居が出来るだなと改めてまた好きになってしまった。
ルイ・ドガを演じたダスティン・ホフマンもいい芝居をしてるんですよね。
この映画は原作者アンリ・シャリエールが実体験を基に書き上げた小説。
そしてフランクリン・J・シャフナーが映画化した。シャフナーはジャンル問わず何でもやる幅広い監督さんだなあと思う。SF映画をやったり、戦争映画をやったり、脱獄映画をやったりと凄い監督さんだ！
脚本はダルトン・トランボが脚色した。トランボはこの映画の脚本が遺作だけど、遺作らしい作品だ。素晴らしいシナリオだもんなあ。
物語は暗いんだけど、主人公パピヨンが魅せる絶対に脱獄を諦めない気持ちが感動したなあ。
ラスト マックイーンは白髪なるだけど、このラストシーンも泣かせる。
そこでジェリー・ゴールドスミスの曲が流れて号泣ですよ。
『パピヨン』マックイーンとホフマンこの2人の名演技が光ってます。是非御覧下さい。オススメです。
