1980年代のもうすでに小津亡きあとの東京……。
洋画も洋楽も海外文学も好きだから、ああもっと英語を使いこなせたら、といつも思うけど、小津安二郎の映画を見るときはいつも日本語ネイティブでよかったと思わせてくれる。笠智衆と原田雄春のインタビューでもまったく同じことを思った。
母国にそういう文化人たちがいることは豊かなことで嬉しくなるが、そうはいっても代々木公園の竹の子族がいたように、東京にいると英語の、というか西洋への憧憬みたいなものに出くわして、かつての文明開花がもたらしたことを考える。
ヴィム・ヴェンダースなかなかいいね。