いののん

現金に体を張れのいののんのレビュー・感想・評価

現金に体を張れ(1956年製作の映画)
3.6
計画というモノは大抵うまくはいかない。計画通りにいくことは稀。もしわたしが強盗を行うことになった暁には、くれぐれも毒妻には秘密を漏らさないようにしようと思う。そもそもあのような人を妻に持つこと自体がいくない。最後の展開にはびっくり。あっっっ、て声を出し息をのんでしまいました。終わり方もきっぱり。


*スタンリー・キューブリック監督の、ハリウッド映画第1作だとのこと。
*競馬場が出てきたので、高村薫原作の「レディ・ジョーカー」を思い出す。もしかしたら、レディ・ジョーカーは、今作からヒントを得たのかな(ただの想像)。
*ナレが、文学的。例:「○○は、〝計画〟というこの布地を着々と織っていた」
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