エイコ

現金に体を張れのエイコのレビュー・感想・評価

現金に体を張れ(1956年製作の映画)
3.8
キューブリックが27歳の時に監督した、ハリウッドデビュー作。

昔クドカンのドラマが大好きで、クドカンはガイ・リッチーの「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」に影響を受けてるよねと映画通の人に話したら、「いや、だったら『現金に体を張れ』が元ネタだよ」と言うので、すぐさまDVDを購入した作品。
それから観ないまま20年も放置してしまった。
今年になってやっと観たものの、DVDプレーヤーが壊れてて配信で観る有様…。

男達が競馬の売上金を盗む計画を企てるストーリー。
なんと、1956年の作品。
それなのに、とんでもないスピード感。
仲間同士の騙し合い。誰を信用できるのか?
最終的に成功するのかしないのか?
最後までハラハラしてしまった。
時代的に登場人物のパーソナリティーが若干ステレオタイプではあるけれど、若きキューブリックの才能を存分に堪能できた。

キューブリック監督、作品の幅が広すぎて、今更ながら恐れおののいてしまう…。
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