2020/08/10
監督 麻生 学
水野美紀
黒木 瞳
【魔女か、救世主か】
元自衛隊員にしてF-15戦闘機パイロット、そして心理カウンセラーという経歴、人の表情や仕草などから嘘を見破る能力を持つ通称「千里眼」岬美由紀の活躍を描くアクションスリラー。
ベストセラー作家、松岡圭祐原作の「催眠」に続いて映画化された作品であるが、前作がホラーサスペンスであったのに比べ本作はアクションを前面に押し出したエンタテイメント作品となっている。
先に原作は読んでいてお気に入りだったが、映画化に際し岬美由紀役を水野美紀が演じるとのニュースで個人的にはドンピシャだった記憶。
原作は本作を含めた最初の三部作しか読んでいないが、その後は彼女のイメージで読んでしまった。
作品自体は先にも述べたようにアクション性が強く、水野美紀の立ち回り等が見事だった、しかしながらその分原作の面白さは半減していたように感じ、決してつまらなくはないが期待程ではなかった思い出がある。
原作の続編「ミドリの猿」「運命の暗示」は面白かったので劇場版の続編も当時密かに期待していたのだが、作成されなかったのが残念の一本、リメイク版でもいいので見てみたいが、個人的に岬美由紀は、やはり水野美紀です。
鑑賞日 2001年頃 DVDにて