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サムライの子のnagaoshanのレビュー・感想・評価

サムライの子(1963年製作の映画)
3.9
若杉光夫監督作品!

オープニングから葬儀の行列から始まる。

お母ちゃんを亡くした小学生のユミは行き別れていたお父ちゃんが迎えにきて小樽へと連れられていく、集合住宅の団地と聞いていた場所は屋根がかろうじてあるあばら長屋のサムライと呼ばれる部落だった…

サムライ出身を隠しながら小学校に通うユミはイジメにもめげずに元気よく健気に前向きに生きていく!

やがてとなりノブシと呼ばれる部落の人々がやってきた…

戦後様々な地域にあった部落、子供の時に同和問題を授業で習っていたしなんなら後にわかったのだが自身も部落と呼ばれていた地域に住んでたこともあった。

戸籍もないといわれるノブシの人々、貰われていく子供と部落に残る子供…

現在でも様々な貧困問題作が軒並み公開されているが数十年前に存在していたこの根深い問題、今もずーっと引きずっていると思うのだが今の学校で取り上げられているのだろうか?

勉強になった良か映画!
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