1974年 監督:黒田義之 原作:小池一夫、小島剛夕 2022.09.23視聴-433 評価3.3
● 若山富三郎(拝一刀)
若いころずいぶん楽しませてもらって子連れ狼の映画、漫画。
映画でのその結末を覚えていなかったので視聴した。
若山富三郎子連れ狼全6作の最終章
勝プロで制作。4作までは勝新太郎が制作、5、6作は若山富三郎が制作している。
結果的には打ち切りのような最終章になっている。
したがって、宿敵柳生烈堂との決着は映画ではついていない。(萬屋錦之助のテレビドラマはラストまで描いてあった記憶がある。)
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元公儀介錯人・拝一刀父子に息子達3人を殺された柳生烈堂は、最後の切り札として、ひとり娘の香織、黒鍬、そして土蜘蛛一族の総力を結集して、一刀に最後の戦いを挑むが、悉く打ち取られる。そしていよいよ烈堂との直接対決。
雪山で繰り広げられるクライマックスの対決場面。スキーをつけて迫り来る敵の大集団と対決する。
どうしても若山富三郎がやりたかったこの雪山の対決は、残念ながらその苦労がうまく映像になっていない。うまくいっていれば、時代劇の歴史に残る作品になっていただろうが、無理があったようだ。
若山富三郎の運動神経の良さ、殺陣の素晴らしさはこの映画でも十分楽しめはする。