ミョ

極道の妻(おんな)たち 赤い殺意のミョのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます


(メモ)


「親の顔潰しよって」
「披露宴無しじゃあ、集まる祝儀も集まらん」
「人を集めたら3000万や5000万は軽かったやろ。」
「若も少しは組のこと考えてくれてもいいのになあ」
「極道のおいしい儲け。義理賭けといって、この業界では結婚式も葬式も興行みたいなもので、ようけ金が集まる」
「それを棒に振ったってこと?」

「いつかあなたのお父さんに、ええ嫁もろうたと喜ばれたい。反対されたことが笑い話にならんうち、よう死ねません」

「ズバリ聞く。兄貴のタマ取ったの誰や思う。神戸か、京都か、九州か!どこぞに狙うた奴がおるから兄貴が目ェ閉じたんやろ!」
「どないや思う若頭」
「組内(くみうち)の人間がやったいうんか」
「なんでもありの時代ですさかい」
「ほなこの中にその外道がいる言いはりまんのか。聞き捨てなりませんで」
「”親”に手をかけるような出来損ないはいないはずや」
「跡目をどうするかや」

「極道の妻は、毎日が亭主との別れなんよ」
「極道者の平均寿命は普通の人に比べたら20年は短いそうや。それが67まで…。長生きしてくれた」「若い時はな、あの人によう泣かされたもんや。血の気が多て身勝手で、もう手がつけられなんだ。それでも別れんかったんは、あの人、どっか憎めんところがあったんや。おかしな夫婦やと思うやろ。としゆき(息子)がカタギでいたいと言うのもよう分かる。わてら夫婦を見て育ってきたんやから」
「お母さん、私、幸せです。としゆきさんは、極道の家いうことでうちに引け目感じてて、いつもカタギカタギと言いますけど、うちはそんなに気にしてないんです。うちはあくまで高須としゆきという人が好きになって、それで一緒になったんですから」
「こんなええ人やったら、お父ちゃんに人目合わせたかった。としゆきのやつ、おなご見る目あるからなあ」

「わしとしては、兄弟がケツから血ぃふきながら築いた高須の看板を、みんなで守ってもらいたいんや」

「もう切ったはったの時代やない。これからはカタギさんに迷惑をかけん真っ当な極道が生き残るんや。それには大学出の若が」
「カタギに迷惑かけるさかい極道なんや。真っ当な極道なんて、貧乏くさくてたまらんわ」

「お前が親父の後継いで極道になっとったら、今頃わしと同じようにここで臭い飯食う取ったかもしれん」

「殺してやる!お前は、わてが腹痛めて産んだ子や!煮るなと焼くなとわての勝手や」

「おなごがとやかく言う筋合いとちゃう言うんか」

「若が高須を継ぐとなると、改めて盃を交わし直してもらわないかん。それが嫌な奴は、好きにしてええ」

「誰のおかげで組が大きなったか、あの坊はわしらの苦労を知らんのや。そやのに若殿みたいにポーンと殿様の席に座られたら、たまったものやない」
「高須の二代目継いだら黙ってても大金が金庫に転がりこんできまんがな。そんなうまい汁を若に持ってかれるなんざ、わしどう考えても納得いきませんわ」

「私にもいい夢見せてえな」

昔は10何年懲役されたら箔がつく。今は戻ってきたら極道でも僅かばかりの小遣いくらいしか貰えない。浦島状態で、帰る場所が無い

「わしも、そのトウヨウグループも、美味い飯が食いたくなってな」

「今日をもってあんたの軍門に下ります」

「けどなあ、アンタらよう覚えときや。雌鳥が鳴いたら、国が滅びるいうやて」

「それができるんやったら死なんで済むわい」

「おっさん、これって過剰接待やろ。週刊誌が飛びつくネタやなあ」

「今度は命のうなるでな」

「末長う、お付き合いさせてもらいますぜ」

「言うてくれたらすぐ迎えにやったのに」

「人生一寸先は闇」

「追い出されたんか」
「もう何もかも忘れて、パーっと生きてみたくなったんです。」

「いややアンタ、アンタ初めてうちとこうなったとき、一緒に地獄堕ちよういうたやんアレ嘘やったん?なあ!」

「おじき!今日までトウヨウの奥座敷座ってこれたんは、誰のおかげや思うてるんや」

「お前らもよう聞け。喧嘩売るんやったら正面からかかってこい。いつでも相手んなったるで」
「上等じゃ。相手になってもらおうかい」

「そんな腐れ金、地獄に持っていきさらせ!うちら女には、金よりもっと大切なもんがあるんや」
「命かけて愛した、大事な人を奪ったあんたが憎い!」
ミョ

ミョ