セックス描写を写さない(同時は写せない)ことによってよりエロスが立ち上がっている。
ところどころ古典的な悲劇にしようとちょこまか鬱陶しいところはあるが些細な会話や動きはとんでもないリアリズムを作り上…
身を堕とした女の運命か…
そこはかとない色香に包まれて 女の逞しさ 意地と意地らしさが 鈍色に輝いて見えたし 男のつまらなさが目立って こりゃ立つ瀬なしだなぁ
生きる意味を見失った男女が 芸者小屋…
前半は、いい。山本富士子も、魅力的に描かれているのに、後半テンションが下がりすぎ。芥川も、クズさ加減が中途半端で、勿体ない。荷風らしき、人物も狂言回しまでは、存在感は無いので、肩すかし。
前半の女た…
永井荷風の『墨東綺譚』が好きで
学生の時から何度か読んでる。
先日も突然読みたくなって
図書館で借りた。
雰囲気とか
ゆったりとした時間の流れとか
何とも言えないのだ
墨田ユキで映画になった時
観…
1992年のATG版が原作に忠実な傑作だっただけに、こちらは映画的な余計な演出が加えられて残念感が残った。
作者永井荷風自身がモデルの主人公の小説家が妻子ある教師にされて、良くある浮気話になったのが…
状況説明のような序盤はちょっと退屈に感じたけど、話が回り始めたら俄然面白くなった。
ちょっとぽっちゃりで昭和な色気を発する遊女・山本富士子がおっさんにはたまらん。
その彼女が出会ったばかりの芥川比…
タイトルは「ぼくとうきたん」。
荷風先生を案内人に、今ではすっかりその名を聞くことも無くなったかつての赤線“玉の井”で繰り広げられる物語。
ラピュタのプログラムによれば、「濹東綺譚」の他に「失踪」と…