まめだいふく

ビッグ・ショットのまめだいふくのレビュー・感想・評価

ビッグ・ショット(1987年製作の映画)
3.0
 「くやしいよ まだ小さくて」

 互いに境遇の全く違う11歳の少年二人がふとしたことで出会い、次第に友情をはぐくんでいくストーリーをぶっ飛んだ設定で描くクライム・ドラマ。
 とにかく、黒人少年のスカムが凄い。おもちゃの銃で大人を脅したり、車を盗んだりを平然とやってのける。そんなスカムに次第に感化されていって、健全な少年だったオビーも徐々に口が悪くなり、車の運転も覚えちゃう。しまいにはパトカーを強奪! ああ、こうしてまた一人、不良が誕生してしまった。

 かなり有り得ない内容だし、いくらなんでもあの爆破シーンはやりすぎな気がするが、根本は友情物語。ラストは大泣きとまではいかないまでも、ホロリとさせられる。これは隠れた名作と言えよう。

 因みにアイヴァン・ライトマンが製作総指揮。
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