破壊

スモークの破壊のレビュー・感想・評価

スモーク(1995年製作の映画)
4.4

煙と言葉。どんな銘柄の煙草を吸おうとも同じ煙が出るように、口から出た言葉はそれが例え嘘であったとしても言葉には変わりなくて、まるで残り香のように人の心に留まり続ける。煙の重さは、魂の重さだ。どちらも目には見えないが、確かに存在している。
そしてその目に見えないものが、誰かに影響を与え、人の人生を少しずつ変えていく。しかし過ぎ去った日々が消えてなくなる訳ではない。連続写真とも言えるこの映画がそれを証明してくれていた。
破壊

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