今更鑑賞。
「煙草の煙の重さは何グラムか知ってるか?」
そんな会話から始まるヒューマンドラマ。
金は天下の回りもの。
良いことしたら良いことが返ってくる。
など、人生訓めいた話もありながら、
スモーカーたちの眉唾話を煙たがり、
やっぱり最後はケムに巻かれる。
と思いきや。みたいな話。
毎日同じ場所で同じ時間に写真を撮り続けるという視点、場所、の定点観測による面白さ、みたいなのをタバコ屋の店主が持ち合わせてる。
という、人の見かけによらなさ。
藪からスティックが出るかスネークが出るか、小説のネタが出てくるかは誰もわからない。見かけじゃ分からない。
だからこそ、見かけの固定観念は外すべきだし、むしろその固定観念という凝視さえなければ、案外みんな変わってて面白い。
そんなものだったりしますよね。