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スモークのsicklychicのレビュー・感想・評価

スモーク(1995年製作の映画)
3.8
オープニングショットから
良い映画の予感。
おそらくブルックリンに向かうMTA。

大きく5チャプターに分かれて、
登場人物それぞれと
全体の話が進んで行く。
なぜかうっすら
「200本のたばこ」も思い出す。

葉巻の煙の重さと魂の重さを比べたり、
何の説明もないままチャプターが終わったり、新聞の一面記事で、実は思惑があったんじゃないかと思わせたり、「含み」の多い映画。

人生は、
ほんのささいな
日常に起こることの積み重ねで、
絡み合い影響しあい、
周りの人に少なからず
伝播しながら過ぎて行くのだなぁと。
しみじみ。

娘は泣いているようにも見えた。

彼らの人生は、その場に居合わせたような観点でなく、彼らの内側からだとどんな風に見えるんだろう。

じんわり良い映画。

ポールの家、どんどん片付いていった気がするのだけど、それもメタファーなのだろうか。だとしたら、うーん、面白い。
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