オープニングショットから
良い映画の予感。
おそらくブルックリンに向かうMTA。
大きく5チャプターに分かれて、
登場人物それぞれと
全体の話が進んで行く。
なぜかうっすら
「200本のたばこ」も思い出す。
葉巻の煙の重さと魂の重さを比べたり、
何の説明もないままチャプターが終わったり、新聞の一面記事で、実は思惑があったんじゃないかと思わせたり、「含み」の多い映画。
人生は、
ほんのささいな
日常に起こることの積み重ねで、
絡み合い影響しあい、
周りの人に少なからず
伝播しながら過ぎて行くのだなぁと。
しみじみ。
娘は泣いているようにも見えた。
彼らの人生は、その場に居合わせたような観点でなく、彼らの内側からだとどんな風に見えるんだろう。
じんわり良い映画。
ポールの家、どんどん片付いていった気がするのだけど、それもメタファーなのだろうか。だとしたら、うーん、面白い。