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ミスタア・ロバーツのmiiのレビュー・感想・評価

ミスタア・ロバーツ(1955年製作の映画)
4.0
第二次世界大戦末期
海軍貨物船リラクタント号 通称バケツで働く者たちの物語。
海の上で退屈であったはずの日常が どんなに素晴らしいものであったか!

14ヶ月も海の上だから もう皆嫌になってるw
しかも 艦長がとんでもない奴で嫌われもの。
また小憎らしい艦内放送をするんだけど
(これが上手くて笑えるw)
うるさいから映画上映会はなしって
どんだけ意地汚い艦長なんだ!
そして 彼がそれはそれは大事にしているヤシの木がある···

やってられるかよ〜!てな感じで
船医の元には船から降りたがりの仮病の人だかり。
そんな若い水平たちのお楽しみは
はるか遠くに見える金髪女性のシャワー姿にどよめく事。
上陸を待ち望んでいる事。

若者の気持ちも汲み取る事ができるロバーツ中尉(ヘンリー・フォンダ)は
彼らから手作りのヤシの木の勲章を贈られるほど慕われている上司。
けれど上にはあの艦長という辛い立場。

彼の下にはお調子者キャラのパルヴァー少尉(ジャック・レモン)
彼は本作で助演男優賞。

またとんでもない艦長の意地悪が始まったよ!って事で
ロバーツが自身を犠牲にする条件を出す。
「退屈に屈服しない男こそ 最強の男なのだ」と水平たちを励ました彼のその後は?

ラストは え!?と驚く事があるのてすが
ロバーツの意思は きちんと下に受け継がれている。
ヤシの木を海に放り込んだパルヴァーが かっこよかったよ!
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