Ricola

ミスタア・ロバーツのRicolaのレビュー・感想・評価

ミスタア・ロバーツ(1955年製作の映画)
3.5
第二次世界大戦中、海軍の輸送艦が舞台。
専制的な艦長の元で奴隷のように働く船員たちと副長ロバーツ(ヘンリー・フォンダ)の物語。

とにかく豪華なキャスト陣!
主演のヘンリー・フォンダ、医師役のウィリアム・パウエル、艦長にジェームズ・キャグニー。

そして、この作品でアカデミー賞助演男優賞を獲得したジャック・レモン。
彼のコメディの演技力はもうすでに発揮されていた。
ご機嫌で歌を歌ったり、ぬけてるところがあったり。


正義感のある人格者の役はヘンリー・フォンダにははまり役だろう。

消毒用アルコールを使ってスコッチを作ろうとするシーンが特に好き。コーラとヘアトニックを入れて、なんとかスコッチに誤魔化そうとするのはさすがに無理だろう…と思うが、何故かわりと順調に進むというのが笑える。


ストーリー全体はそこまで大きな盛り上がりなど欠けている印象で、少し冗長に感じる会話シーンもいくつかあった。

しかし大好きな俳優のジャック・レモンの出世作とも言える、この作品での彼の演技にとても笑わせてもらったので満足している。
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