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ダークナイトのすのレビュー・感想・評価

ダークナイト(2008年製作の映画)
4.0
たぶん期待値高すぎて終盤までスコア3.2ぐらいのテンションで眺めてたんだけど、エンディングで全部持ってかれた。一瞬きらめく光に漆黒のバットマンが吸いこまれていくカット、なにあれかっこよすぎ。まるで彼が闇の中に輝く唯一の希望であることを思わせるような、なんとも切なく、美しい演出でした。音楽も最高。そしてジョーカーという圧倒的闇!!なヴィランの投入によりダークでシックな重厚感にさらに磨きがかかってる。これぞノーラン、これがノーラン、な佇まいに相変わらずの心酔っぷりだし、陰でバッドマンを支える粋なおじ様方もだいすきだ〜。暗躍を貫くヒーローとしても、ひとつの映画としても、幕引きに痺れた至高の一作。

だがしかーし!ヒロインのキャスティングだけは……!解せん…!!変更は致し方ないとして他にもいただろうとは思ってしまいます。魅力的な男性二人に愛される女性とかビジュの良さこそが命なはずなのにこれに感情移入しろってのはムリがある。ジョーカーからの舐めるような視線を受けながら「美人だな」って言われるシーン、ごめんけど(そうか………………???)とわたしの中のアンチがざわついてました…すまんな…。
でもみんな思ってるその違和感が相殺されるほどにクオリティが担保されていることを平均スコアが物語ってます。
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