凸

ダークナイトの凸のネタバレレビュー・内容・結末

ダークナイト(2008年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

19年公開のジョーカーを先に映画館で見ており、このダークナイトシリーズは、キースレジャーがこの作品を演じた後に亡くなったという情報程度しか知りませんでした。ですが、観て圧巻。名作と呼ばれている理由がやはりあるんだなと感じました。喋りのトーン、間の取り方、クチャッという唾の音、身振り手振りや歩き方などがジョーカーのなんとも言えない気持ち悪さや何を考えているか分からない様、そして何が理由が分からないカッコ良さを作り出していました。主役、正義のヒーローを食ってしまうほどの悪役では1、2を争うのではないでしょうか。ラスト、足を持ち上げられ宙吊りにされたジョーカーがバットマンに訴えるシーンで、カメラが逆になる演出は、まさにこの映画で扱われている、何が正義で何が悪なのかを、悪役、そしてヒーローの天地をひっくり返すことによって表現しているのではないかなと僕は感じました。
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