女ばかりの夜の作品情報・感想・評価

『女ばかりの夜』に投稿された感想・評価

SwampWater

SwampWaterの感想・評価

5.0
この映画を心から愛してる。

性別も過去も関係なく1人の人間として見てもらえて受け入れてもらえることの幸せは何物にも代え難い…のだが、そんなものは大体気のせいか長続きしないのであった

出なくはなろうと溝口女優、映画をストーリーテリングだととりあえずは思ったか。香川京子が味方のツラした偽善者に結局されるんだからいいとこはついてるよ。寮内でのエス的な描写はちょっと甘い。"売春がなぜ悪…

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未ソフト化?
田中絹代監督5作目。溝口の『夜の女たち』(1948)で娼婦をやった田中絹代が1958年売春防止法施行後の彼女たちの映画をやる。売春婦の更生と社会的自立支援の話とあらすじにある。更生って…

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non

nonの感想・評価

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「売春」ばかりが言及されて「買春」する方の存在は透明化されるのって現代にも通じる問題なんじゃないか。
時代背景について知らないこともあったからかなり衝撃を受けた部分があったり、目を背けたくなるくらい…

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東宝、モノクロ映画
出演者、原知佐子、北あけみ、夏木陽介、浪花千栄子、中北千枝子、千石規子、沢村貞子
桂小金治、平田昭彦、伊藤久哉、菅井きん、岡村文子、春川ますみ、天津敏、淡島千景、香川京子

【内…

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このレビューはネタバレを含みます

田中絹代が映画監督をしていたとは知らなかった。梁雅子著『道あれど』原作、田中澄江脚本の社会派ドラマ。原作では主人公が再び街に立つようになるというラストだと聞いた。社会の冷たい偏見に阻まれて社会復帰が…

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フェミニズムの観点で意義のある作品だとは思うが、映画として面白かったかと言われると微妙。原知佐子と淡島千景が売春の是非について意見をぶつけるところが良かった。

女工にいじめられたあとに原知佐子が目に涙をいっぱいためて訴えるときの力強さ。真正面から撮るのではなく下から見あげるアングルによってより一層際立つ。どれだけ泣いても絶対折れなさそうな強さがあって最高だ…

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若干説教くさいし、素晴らしい男と結婚することが女性の人生で良いことになっている点は振り切れていないが、ヨーパンしてた過去から社会的な要因で振り切れない救いのなさやサブジャンル的なスケバン、ズベ公的な…

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240sesame

240sesameの感想・評価

4.8
このテーマをこの時代に既に撮っている。ハッピーエンドにしないことで、問題系を閉じずにいて素晴らしい。
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