まいたらしえくらん

女ばかりの夜のまいたらしえくらんのレビュー・感想・評価

女ばかりの夜(1961年製作の映画)
-
出なくはなろうと溝口女優、映画をストーリーテリングだととりあえずは思ったか。香川京子が味方のツラした偽善者に結局されるんだからいいとこはついてるよ。寮内でのエス的な描写はちょっと甘い。"売春がなぜ悪いのか自分にもわからない"だなんてセリフをあの天然たしなめ顔の淡島千景に言わすとは脚本の田中澄江、とばしやがんなあ。「奥様だって旦那に体売って食ってんじゃないさ」まで行ければもう完璧だった(削られるわ)。

中北千枝子のなにを演ってもやなおばはんぐあいはここでは才能。不良のパン助の春川ますみの身体のかっこよさは異常!首から肩、腕までのラインが長くて、かつ前・横・後ろどこから見ても完璧!