1980年ヴェネチア国際映画祭 審査員特別賞 受賞作
19世紀最後の夜が終わり、20世紀の夜明けに、ある山賊が現れる。
彼はアレクサンダー大王と祭り上げられるも、不満を抱く部下が、民の羊を見せしめ…
超絶。相当な長さだが、体感は一瞬。この世に存在する歴史物映画の中で、この作品が一番テクニカルな事を行っていると思う。イフで歴史を作り変えるのではなく、時代も大きく異なった史実を合体させるという荒業は…
>>続きを読むカメラ雑じゃないですか?長く回せばいいってもんじゃないんだよって言いたくなる 半分くらいは長さに必然性がない冗長なカット 208分の作品である必要全然ないと思う
台本横に置いて見ないと話の筋が全然わ…
一度挫折したが、今回最後まで漸く観ることができたアンゲロプロス作品。
「「旅芸人の記録」を観る」と言う大型アップデートを経て、少しだけアンゲロプロスへの苦手意識を払拭できたかもしれない。
残念なが…
このレビューはネタバレを含みます
紀元前の英雄アレクサンダー大王を近代のギリシャに登場させて、真に平等で公平な社会の樹立という夢と、その夢の終焉が描かれている。
タイトルは「アレクサンダー大王」でも、描かれているのはアレクサンダー…
テオ・アンゲロプロス監督初鑑賞、なかなか理解しにくい映画。そもそもアレクサンダー大王の足跡(歴史教科書程度の知識:マケドニア、東方遠征、ペルシャ帝国滅亡、ヘレニズム文化)と本作の大王を名乗る男の遍歴…
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1900年代という激動の時代が、脱獄犯アレクサンダー大王に照らして描かれる一大叙事詩。長回しで、まったく説明もないが、見ていれば話の意味は理解できる。全体的には好きなのだが、他の作品に比べて筋が政治…
>>続きを読むすぐれた「歌合戦」映画はそれ自体すぐれた政治映画であることを証明している作品。
持続した長回しのショットが頻出するけれど、キモはむしろ次のカットへ移る際の「素早さ」の方にあると思う。人質の女性への…
救世主として現れた「アレクサンダー大王」がやがて独裁者へ変貌していく...みたいな紹介がされていたけど実際映画を鑑賞してみるとそれも結局、炭鉱採掘権という資源を狙う英国政府の手の内の中...そんなふ…
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