アンゲロプロスDVD全集を買ったのに、本作を最後までちゃんと観たのは四年も経っていた(笑)。だってただでさえ気だるいアンゲロプロス作品のなかでも特に冗長で、それが3時間半だもの⁈
とはいえ4時間の…
アレクサンダー大王をメタファーとして用いた壮大な近代劇。解放者から暴君へと、共産主義の理想と実行の相違の歴史を浮き彫りにする。権力とは?所有とは?の問いを軸としての冷ややかな視点、そしてその視点を見…
>>続きを読む高校生の頃から無理やり追いかけ、『永遠と一日』でファイバリット監督となったものの、後に玉砕したこの作品を再見…さ、再見……。うーんだめだ。サッパリ分からなかった。家じゃ集中力が続かないわ。諦めた。で…
>>続きを読む昨日の午後10時ぐらいから観て、合間に幾度も睡眠を挟んで12時間かけて観終えた。他の方も仰る通り、催眠術でもかけられとんのかと思うほどに睡眠導入効果が半端ない作品だった。もちろん面白くないということ…
>>続きを読むこれほど芸術性の高いことがわかっていても身体が受け付けない映画というのも珍しい。
序盤のアレクサンダー大王が出て来る朝焼けのシーンとかは素晴らしいし他にも異質な趣のシーンが多数あるのだけれど、何度…
従来のアンゲロプロスには無い映像美を感じるシーン(朝焼けをバックにポセイドンの神殿に白馬に乗って現れる箇所など)も多く、冒頭から次にどういうシーンに移るのか、興奮しながら鑑賞しました。
中半〜後半辺…
予想してたのとレベルが違う。
一つ一つ互いに関連してるのかわからないエピソードでかつ、絵画のような峻厳な風景を背景に長回しのカットを並べ、詩のような台詞と相まって作り出された耽美な雰囲気が、本来暗く…
昔、我こそはロビン・フッドの生まれ変わりだと本気で信じて、常に弓矢を持ち歩き、文明に背を向けて密かに森で暮らす男のドキュメンタリー番組を観たことがある。偉大なる者に自己を投影して生きる人間というのは…
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