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アイ・アム・デビッドのMiiのレビュー・感想・評価

アイ・アム・デビッド(2004年製作の映画)
2.9
冒頭の逃走劇がすごく面白くて画面に釘付けだった。
デビッドの用心深さと頭がキレる感じが観ていてスカッとした。
でも徐々にボロが出てくるというか、、
ジョークで乗り切ってしまう雑さだとか、実際にはこんな事じゃ済まされないよなっていうことがたくさん、、笑

奇跡が起こるには尺が短すぎる。
大まかな偶然的な出来事ばかり起こって、生活感のある細々とした必然的な出来事が省かれていて淡々と進んでくのに心がついていけない。
出会いが多過ぎて一つ一つを掘り下げる余裕がない感じが、、

少年は収容所で人間不信に陥ったのに、その割には出会った人に心を開くのが早すぎる。
会話の返しの間やテンポが早すぎて常に違和感がある。

回想シーンが同じシーンばかり事あるごとに繰り返されるたびに、トラウマの重みが擦り減っていくように感じました。

全体的に中途半端で惜しいなっていう、不完全燃焼感が常にある感じ。

あとサウンドが途中から大袈裟に感じた、、笑

ただラストのCold Waterの響きが良かった。それから映像も!
空や向日葵、、構図や色味が綺麗で美しかった!
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