mh

男の叫びのmhのレビュー・感想・評価

男の叫び(1953年製作の映画)
-
実話をもとにした航空機不時着からのサバイバルムービー。
不時着までの流れも丁寧にやってくれててリアリティすごい。
救出パートに入ると、いきなりはじまったコメディ部分が謎。おこしに来てくれたひとを二階の窓から放り出すって、どういうキャラ設定よ。ありえねーだろ。
ドゥーリ―大尉(ジョンウェイン)のためならみんな頑張るということで、間接的にドゥーリ―大尉の人望、有能さを表現するのがうまかった。
このジョンウェインはマチズモタイプではなく、リーダーシップタイプのジョンウェインなのでみててそんなに嫌じゃなかった。ジョンウェインは毎回これでお願いしたい。
当然助ける前提で動いてるのは地味に胸アツ。実際の事故は1944年のことなので、当時の日本とくらぶべくもない。
Amazonレビューに航空機オタク視点の感想が細かくて面白かった。
最初から「HELPって書いとけや」というフィルマの感想にも納得。つっこみが多くなるのは、細部をしっかり描いていることの証でもある。
救援物資が届いた! でもこれはいらねー!(スパムぶん投げる) というギャグは公開当時のあるあるだったのかな? 「スパムはまずい」というネタがそろそろ通じなくなってきている気もするね。
その後があるのかと思ったら、救援物資が届いたところでエンドはいさぎいい。
面白かった。
mh

mh