shimeno

バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲のshimenoのレビュー・感想・評価

4.5
数年ぶりに見たけど本当に好き。映画にクィアネスとキャンピーさとコメディを求める者として全てを満たしてくれる作品。

元々ヒーロー映画は明るくてポップな方が好きなのでリアルダーク志向よりこういう方が好き。
ダークなバットマン好きな人からしたらそりゃ酷評だろうなとは思うけど、狙ってこういう作風を作り上げてるのがしっかり伝わるので失敗作という気は全然しない。

まず衣装が素晴らしい。スーツは乳首が酷評されてるけど正直歴代で一番好きなデザイン。(でも当時モノの子供向けのフィギュアは全部乳首削られてるんですよね…笑)
大理石彫刻のような肉体美を強調したシンプルなラインがセクシーで良いなと思う。

舞台っぽい、アニメを具現化したような豪華絢爛な美術もかなり好き。
映像もかなり金かけて派手派手なアクションがいっぱいあって良い。
CGにムラがあるけどシーンによっては97年にしてはかなり良いのでは?というシーンも。

俳優陣も全員これ以上ないくらいピッタリ。
多くのゲイを目覚めさせたと言わしめるゲイアイコン、クリスオドネルのロビンが本当にセクシーで…。
ユマサーマンとのキスシーンなんかユマそっちのけでショットがエロい。

ユマサーマンのポイズンアイヴィーもドラァグクイーンみたいで最高だし、バットガールもクルーレスのアリシアだしクィアネス要素もバッチリ。(もちろん冒頭のお尻のクローズアップも)

監督のジョエル・シュマッカーがオープリンリーゲイなの、大納得の作品である。
きっとノリノリで作ったに違いない。
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